2015.01.13.

気狂いピエロ

1月の 銀座エルメスのシアター では ゴダールの『気狂いピエロ』 
が上映されている。 

フレンチルックで 小さくてきれいな劇場へ。 




今年最初に観た この名画が素晴らしく素晴らしくて 

ACTミニシアターに入り浸っていた 映画学生時代へ舞戻りたい気分に。




それでも 学生時代に観た『気狂いピエロ』では 
全くもって見えていなかった ゴタールの色彩表現を 
今は よくよく見ることができて そして感じることができるのは
今に繋がる写真活動の賜物にちがいなく

今年最初に観た映画が『気狂いピエロ』であって とても良かった。



とてつも 緻密で研ぎ澄まされた 色の質感 色の暗号 そして
時と空間の トリッキーな表現に 

美しい国を旅した時みたいに とても満たされた気分。



 


学生時代は即興演出を 自由できまぐれで感覚的なもの と思っていたのだけど

今 ヌーベルバーグの即興演出とは 
頭の中で計算しつくし 完成されつくした創造の世界から生みおとされる 生きた瞬間 純粋な一瞬 をフイルムに焼きつける作業であったんだろうと感じる。



全てが完璧にちょうどいいアンバランス 





幾度となく映画で流れる血は 
まったくもっての赤いペンキで とてもキッチュな赤いペンキの赤色で
映画の中での 血の表現が 赤色ということでなく 赤いペンキであるところに 意味と思想が混ざっている。






意味と思想 ユーモアとセンスをもって 
 
瞬間的に 写真的に   しなやかに
美しく ウィットに 
 


緻密に描かれる ひとつひとつの細部が いきとしいきる

全ては完璧にちょうどいいアンバランス 






ゴダールの新作  3D映画が もうすぐ 封切りで まちどおしい。




そして。
ゴダールの新作3D映像は EOS 5D markⅡ 2台と 35mm 50mm 80mmのライカレンズ で
デジタルでアナログに 撮影したとのことで。




あらためて 今、 映画が 愉しい。
 

2015.01.06.

春はあけぼの




やうやう白くなりゆく山ぎは 少し明りて紫だちたる雲の細くたなびきたる  〜清少納言



あけましておめでとうございます。

色を感じて 心ときめいて シャッターをきって  今年も 美しい景色が 広がりますように。 
2015 新春

鳥巣佑有子

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