ふたたび みたび
ふ、と思い立って ふたたびのソルトスプリング島へむかっている。
正確には みたび。
今、シアトル。
飛行機と船を乗り継ぎ あの景色 あの空気まで あと少し。
ふ、と思い立って ふたたびのソルトスプリング島へむかっている。
正確には みたび。
今、シアトル。
飛行機と船を乗り継ぎ あの景色 あの空気まで あと少し。
wisteria
ここの空気 ここの色 ここに吹く風 ここでの朝食
今日はそんなことを 思い出して あたらしい暗室からとりだした写真。
東京の暗室に ソルトスプリングの景色が浮かぶ。
今年も夏が始まっている。
3ヶ月ぶりに東京の自宅に帰ってきた。
大切な家庭を留守にしていた分 留守させてもらっていた分 この3ヶ月間に培った知恵を これからに還元していきたいと想う。
ものそのもの、ことそのことを大切に。
窓から入る街頭の光に 夜はまっくらやみでなく 体はなんとなく起きてしまう。
でも 目を閉じて想像すると ソルトスプリング島で過ごした 森の時間を体は覚えていて いつでもそこに戻れる気がする。
持ち帰った荷物の中は たくさんの撮影済みフィルム。
これから 時間をかけて 再び ソルトスプリングの記憶を紡いでいきたい。
12週間のカルマヨガが終わった。
最後の夜は テントの外に顔を出して星を観ながら眠った。
流れ星が3つ みえた。
空からみられているようで
すこしこわくなって 目を閉じた。
最後の朝は 夜明け前に起きて 寝袋や毛布 シーツ マットレスを洗濯し テントをたたんで 83日間を過ごした森の寝床をかたづけた。
ヨガセンターでの最後のメディテーションは 今までで一番深く 無になれた。
その後 共に暮らしたカルマヨギー達に別れの挨拶をしすぎて フェリーに乗り遅れたりなどなど いろいろあって バンクーバーのいつも泊まるコンドミニアムには夜のおそい時間に到着した。
夜のおそい時間 といっても 9時30分なんだけど。
久しぶりの都会の夜は 電気の明るさが とてもまぶしくて まばゆかった。
さっきまで 暮らしていた ソルトスプリングの時間がとても尊く 夢の中の時間だったように思えてくる。