ミノーリのレモン畑と反対側の 岡のてっぺんに 街がみえる。
1500年前 ローマ帝国の貴族達が 襲撃から逃れる為 高台に築いた街 ラヴェッロ。
ミノーリのビーチ裏の石段を登って行くと1時間くらいで ラヴェッロに繋がると聞いて
石段を上り始める。
カメラバック以外にも レモンチェロやら 瓶詰めの食材を買い込んで その上 拾ったレモンでぎっしりの鞄を抱えて登る石段は 過酷だった。
直線距離で登るのなら あと どれくらい 今どの辺りにいるのか 予測がつくのだけど
延々と続く 終わりのみえない石段には はたまた気が遠くなった。
それでも いつもと違った角度で見下ろす アマルフィー海岸
通りすがりの いろんな家 いろんな洗濯物 いろんな生活模様 いろんな石段の形 いろいろ興味は尽きなく 全てがフォトジェニック。
夢中で写真を撮りながら やっとこさラベッロに到着。
風光明媚の文字通りの 風光明媚な街
アマルフィとも ポジターノとも ミノーリともまた違う
イタリアならではの ぬけた色々 気品高さが漂うのこの街の色々に 一瞬で心が奪われてしまった。
この街のこの色感が たまらない。
深くて美しい イタリアンブルーの色々 ピンクの色々
そして レモン オリーヴ ボールド
ラヴェッロで解った 重ねの色目
心の奥に 探していた色 みつかった。
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