ウィーンにて
路地裏散策していたら 教会があって 覗くと ミサが開かれていた。
パイプオルガンの音色が流れていて
おそらく自分の中での一番古い記憶…
たぶん 3歳の時 カトリックの保育園での 朝礼みたいな時間
イエスキリストの前で男の子が怒られていて とてもこわいと思って じっと見た記憶… を思い出す。
旅をしていると 忘れている記憶が甦ることが 必ずよくある。
路地裏散策していたら 教会があって 覗くと ミサが開かれていた。
パイプオルガンの音色が流れていて
おそらく自分の中での一番古い記憶…
たぶん 3歳の時 カトリックの保育園での 朝礼みたいな時間
イエスキリストの前で男の子が怒られていて とてもこわいと思って じっと見た記憶… を思い出す。
旅をしていると 忘れている記憶が甦ることが 必ずよくある。
昨日に続き 今日は カメラのオークション。
会場では 朝から夜まで 古くて珍しく そして美しい カメラやレンズの競りが続いていた。
会場を抜け出して 昨日買った 赤ズマロンと一緒にウィーンの路地裏探索。
路地裏のアパートの前で FOR FREE と書かれた オレンジ色のファイルを拾った。
色が今日の気分とマッチしていて きれいなオレンジ色 で いい感じのボロ。
ロケ資料をまとめるのに ちょうどいい。 あと 今回のウィーン記念に ちょうどいい。
レンズの事を ぼんやりと想う時 いつも 頭に 流れてくるフレーズがある。
ガリレオ ガリレイ
自分の目で 観るための 確かめる為の 知る為の レンズ。
目に見えないものを 知ることができる ガラスの 結晶。
ガリレオ ガリレイ
ウィーン4日目。
今回の旅の目的 写真とカメラのオークション会場にて
昨夜は 写真のオークションを体感した。
古典写真 名だたる写真家の有名な作品 どこか目に覚えのある写真 現在写真 時代の写真いろいろ
世の中の どんな人がどんな風に写真を買ったり どんな風に売られていくのかを みてみたかった。
写真のせりは 静かな海の波波みたいに
一枚一枚 写真がスクリーンに写しだされては 静かに どんどん値段をつけて そしてうちあげられていった。
ふ〜んと感じ 感じながら その静かな波の大きなリズムが眠気をさそった。
一瞬 一瞬 そこはかとない写真。
そこに映っているものことひと 時を経て いま ここで こうして 値段がついていく。
絵画や美術品 はたまた 魚市場のせり とは きっと 少し 大きく 別ものの 不思議な感じ。
ちょっと 眠気でごまかしてみてみた。
柴咲コウさんの 電子書籍のビジュアルフォトブック 「ko shibasaki Lyrical World]
IBOOK storeより 5月22日配信スタート の制作に参加させていただきました。
電子書籍のビジュアルブック、
発行元の角川マガジンズさんにとっても 日本の出版業界でも新しい試みで 製作陣渾身の一冊です。
音と仕掛け 時空間を使っての 写真表現の可能性の広がりに
出版 音楽 広告業界のこれからの新しいスタイル そしてこれからのメディアを担っていく表現方法になるものだと感じています。
いっぱい 遊ばないと。
今 オーストリアに来ています。
遠く深くに広がる 空 がとても印象的で 光が澄んで感じられます。
生まれて 2度目のウィーン。
前回は15年前。
ウィーンの STREET というカルチャー雑誌で NYやTOKYOのストリートスナップの専属カメラマンをすることになって 書類にサインをする為に来た時。
で、 なんだかんだいろんなことが この土地にもあったっけ。 忘れてたけど。
いつも ひょんなことから あんなそんなこんな いろいろな仕事をしてきたことを思い出しつつ。
あの頃 きっかけはいつも 首からぶら下げた カメラ そして ストリートから。
今も いつも カメラは 遠いところに つれてってくれて 深いところに つれてきてくれる。
ロイヤルベビーピンクのパラソルが並んでいて
その奥はクリーム色のパラソル
その奥はエメラルドグリーンの海で
その奥が水色。 うすいくもり空。
THE ROYAL HAWAIANの ビーチラウンジからの眺め。
これから帰る飛行機までの時間 ここに決めて正解。
ロイヤルベビーピンク クリーム色 エメラルド 水色
メロウでドリーミー ゆるゆらな色いろ。
ちなみに今日の朝 海に潜って 見えた色は クリームエメラルド色。
今日の色のことを想いながら 帰ったら エルヴィスをレコードで聞いてみたい。
今 ハワイの夜明け前。
砂浜に寝転がって 波の音を聞いて 転寝して だんだんと すこしづつ アロハ が解ける気がした。
ハワイに来て 4日目。
虹とは もう3回も出会っている。
今日 これからの撮影は ローライフレックスかな。
いい風と いい波と いい瞬間に 出会いますように。