森を泳ぐ

この夏を共に越した 森との暮らし。
今は すっかりと体になじんでいる。

月の満ち欠けによって変化する夜の暗闇 夜から 朝へのうすぐらやみ 
眠っている間も起きてる時も 太陽の位置や月明かりに体や気分が反応しているのを感じられる。

最近は テントが明るくなってくる時間もすこしづつ おそくなってきた。 
ソルトスプリングの夏の終わり が近づきつつある。

ふと おもいたち 自転車を走らせ 明け方の湖に泳ぎにいってみることに。

誰もいない湖。 思ったよりも冷たくない。

水面には森が映っていて 森の中を泳いでいるみたい。

水底がとても深いのか 水がとても重く感じられ
両手いっぱいに水をかくと 水面では森が波うち 森がたくさんに重なった。

水中に潜って 目を開けてみた。 
にぶいモスグリーンしか見えなかった。

もう二度 水中を観てみた。 
湖色だけ みえた。

顔をあげると

みずすましと水鳥が同じ湖で泳いでいた。

  

 

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