小川糸さんの 新刊 『さようなら,私』(幻冬舎文庫)の表紙に
糸さんと一緒に カナダを旅した時に 夕食をおよばれしたおうちのお庭 をスナップした写真を掲載していただきました。
糸さんとは 『ようこそ、ちきゅう食堂へ』(幻冬舎)での取材をきっかけに たくさんのいろいろな場所を 一緒に訪ね、
その後 仕事を超えて プライベートで モンゴル や アラスカ での 特別な時間を一緒に暮らし 特別な時 を共有させていただいた 旅仲。
そんな モンゴルでの時間が 糸さんの小説となって 暗室に届いた。
プリント作業をしながら 電気が消えたり ついたりする隙間に 糸さんの作品を読んでいると
モンゴルで暮らした 1週間の 冬 と 3週間の 夏 のシーンが たくさん、たくさん、フラッシュバックする。
自分が食べる為に ヤギや羊を解体した時の、
彼らのなんともいえない声の響き が 耳奥に残って ずっと、ずっと、プリントできないでいたネガがある。
きちんと プリントして、
きちんと 残そう と思う。
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