連日連夜の撮影がすぎ
ほっとして 日曜日の海小屋へ
到着早々
小屋の裏では モグラが 裏返しになって モグラの形して モグラの顔して
仰向けになって 死んでいた。
ひっくり返った もぐらの表情をみて
25年前にみた 中国のミイラ博物館での 仰向けに眠っていた
千年前のミイラの表情が重なった。
所狭しにずらっと並んだミイラ達
千年前や数百年前に生きていた 人たち ミイラ達
その股間には それぞれに小さな布が一枚かけられていて
数体のミイラの その小さな布は 風でめくれていて
露になってしまっていて
千年経った 人間は ほとんど土に還っているのだけど
生殖器だけは リアルにその形を残していて そこだけはかなり生々しかった。
男性も女性も どのミイラも 生殖器は生前のままに
いつまでも わりとそのままに残るのだという。
当時 社会国家主義だった中国の博物館では だれもそれを思いやるひとはいないらしく
そのまま 放置されたままで 一般公開されていて
千年前に生きていた ミイラの人を気の毒に思った。
千年経っても きっとこのミイラの人は きっとはずかしいのでは?
とおもいやったけど 真相は 深層は 如何に?
近くで遊んでいた 子供達が もぐちゃんのお墓を作ろう!というので
一緒に穴をほって モグラを土に埋めて モグラを葬った。
子供ごころか たまたまか ひっくり返ったモグちゃんを 正体に返して土に埋めてあげていた。
葬るって言う言葉を調べたら
土に埋めるという意味と 表に表れないようにするという意味があるよう。
葬ることの意味とかを なんとなく考えたりしつつ 海に入り
やっぱり 全ての答えは ここにあるのだなと確信しつつ
そんな風に 海を愉しんだ 日曜日の海小屋でした。
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