秘密基地
夜 森に帰ると 子供達が作ったであろう秘密基地が 私のテント前に。
それにしても 良くできている。。。
ソルトスプリング島では 自分の家を自分で建てる人も多い。
子供の遊びの中にも 生きる知恵があふれている。
夜 森に帰ると 子供達が作ったであろう秘密基地が 私のテント前に。
それにしても 良くできている。。。
ソルトスプリング島では 自分の家を自分で建てる人も多い。
子供の遊びの中にも 生きる知恵があふれている。
天気がいいので ファームにて 干し草をベンチがわりにディナー。
今日は カルマヨギーでヨガの先生、キャメロンのバースデー。
ファームガーデンの花が素敵なブーケに。
キッチンチームから お手製クッキーの差し入れ。
すこしばかりのユーモアで 特別な時間に早変わり。
カルマヨガがスタートして 早くも3週間が経つ。
思いのほか ここのヨガセンターがとても広くて 状況のつかめないままにスタートしたカルマヨガだけど 最近になって だんだんとここのことがわかってきた。
このセンターは ヨガの大学 といったようなところで ヨガ道場が4カ所あり それぞれで ヨガに関するいろいろなクラスが数多く開催されている。
ソルトスプリングに住んでいる人がヨガを習いにくるほかに 宿泊施設も併設されていて バンクーバーやビクトリア アメリカから フェリーに乗って 週末や休日に ヨガを習いにくる人 、ヨガの先生になる為の資格をとりにくる人などで賑わっている。
敷地の中には、私立の小学校、 アーユルヴェーダによるリラクゼーション施設、サウナ、キャンピングフォレスト そして 広大なオーガニックファームがあり ここで育てられた完全無農薬の野菜で創られるベジタリアンミールの評判はとても高い。
カルマヨガとは ヨガセンター内での ファームワークやビルディングのメンテナンス、キッチン、ガーデニング、ハウスキーピング ヨガティーチャーなどの仕事を奉仕することにより ヨガのクラスや食事 宿泊などが無償で受けることができるシステム。
ヨガのクラスだけではなく生活そのもの全てをヨガと捉えたプログラムで 現在30人ほどのカルマヨギーが滞在。 ヨガの見識を深める為にこのカルマヨガに参加している 現役のヨガの先生も多い。
もともとは この島のセンスの良さとオリジナリティあふれる 暮らしぶりに興味を覚え この島についていろいろ知りたいと思ったのがきっかけでこのセンターを知ることになり この夏をここで過ごす運びとなった。
ヨガについて 幅広く 深くトレーニングする環境をベースとした 自然と一体となって生活する自給自足プログラム、 森でのキャンピング生活の中で 感じること 思うことをダイアリーで残していけたらと想う。
1週間前に誕生した4羽のひなどり
うち1羽が昨日の夕方 1羽が今日の早朝 無事 飛び立った。
立派に成長した真新しい羽で ゆっくりと 巣を惜しむように。
残った二羽のひなは 見送っている。
そろそろ 次のひなも旅立つ頃かな?と 巣を覗いてみると。。。。
巣立った2羽のひなが ひょっこり巣にもどってきている。
すっかり大きくなったひなにとって 小さすぎる巣から4羽の兄弟がいつもみたいに顔をだしている。
はやくも里帰り?
それとも 兄弟愛?
真ん中の2羽はすでに 巣立ったのだけど 出戻ってきて 親鳥が運んでくるエサを待っている。
おんぼろ自転車で ダウンタウン ガンジスへ。
ヨガセンターから 丘を越え 谷を越え 片道約5キロほど。
ヨガ ニドラ に関する本を探しに 本屋めぐり。
といっても今日は日曜日だったので多くのお店はおやすみ。
島に6件ある 本屋も今日 あいていたのは2件だけ。
結局 おめあての本はみつからなかった。
今日こそはコーヒーを飲む!(センターでは瞑想の妨げとなるカフェインは推奨していないが あくまでも個人の判断にまかせている。)といきこんでソルトスプリングコーヒーに入るも
カフェラテと思い込んで注文した マテラテは抹茶ミルク?だった。
ま、コーヒーはいつかの楽しみにとっておこう。。。
コーヒーショップで カルマヨギーのロリーに会う。
彼女はバンクーバーでヨガの先生をしていて ヨガの見識を深めるためにカルマヨガに参加している。
彼女も ヨガ ニドラ については よくわからないとのこと。
その後 天気がよかったので ベデスビーチまでサイクリングへ。
北の国の 水の澄んだ穏やかな白浜にて 静かな波の音を聞きながら 「宇宙船とカヌー」という本を読む。この本の為に用意されたかのような とてもすてきな午後。
帰り道 何回か道をまちがえて 何度も何度も 坂道を登ったり下ったり。
息をきらしつつも 自転車で森を駆け抜ける時の流れる景色や風の匂いは気持ちがいい。
とちゅう 何回か 野生のシカやにわとりのおさんぽに遭遇する。
森と山と海と湖と動物と人の暮らし。。。 全てが優しく調和のとれたこの島の景色は この先もずっとかわらないでいるような気がした。
日に日に おおきくなる 4匹のひなどり。
巣が狭くなって 1匹 顔をだせないでいる
真っ先に顔を出せないでいたひなに エサを与える親つばめ
夜はじっと4匹のひなにおおいかぶさり 寒さと天敵から子供達を守り
日の出後は エサを捕らえてはひなの待つ巣へと運び続ける。
日没まで ずっと。 何回も何回も。
ここ2、3日の間で つばめの姿をよくみかける。
何かを探し歩いている姿。何かを加えて飛んでいる姿。
とおもいきや、センターの屋根のいろんなところ そこかしこに 新しい鳥の巣がいくつも。
いつの間にできてたんだろう。。。
そして それぞれの巣の中に あかちゃんひなどりの姿。
ひとつの巣には4〜5匹のあかちゃんひなどりが顔をだしている。
真ん中のひなどりが口を開いて ぴーと鳴くと 他のひなもそろってピーチクパーチク。
すると 親つばめがまっすぐに飛んできて
あかちゃんつばめに口移しでエサを与え 一瞬でいなくなる。
3分くらいしたら 再び 親つばめがえさをくわえて登場し 別の子にエサを与えては次のエサを探しに すぐさま飛び去る。
そんな光景が一日中 ずっとずっと繰り返されている。
今は夜の9時。
日没前のソルトスプリング島では 今も親鳥の懸命なエサ探しは続いていて ひな鳥の鳴き声が響いている。
巣立ちの時まで 見届けたい。
なんと! 土曜日午後2時から ソルトスプリング島、ガンジスでサーカスがあるという。
どうやら それが ガンジス湾に停泊した船から繰り広げられる空中サーカスのようで おそらくサタデーマーケットのあたりから 空を見上げて 青空バックで空中芸を観戦するのかな?
なんとも ソルトスプリング島っぽい。
絶対 是非 観に行かねば!と 土曜日の仕事を早朝から開始し 無事、午後1時に終了。
ガンジスにサーカスに行ってくるとヨギー仲間のメヴに告げると 彼女もガンジスに行く用事があるらしく彼女の車に乗せていってくれるという。そして「ちょっと待ってて」と言い残したまま。。。待てど暮らせど戻ってこない。
サーカスが始まってしまう!とあせりつつも ここはメロウなソルトスプリング 急ぐ気持ちは似合わない。
ちょっと待つこと1時間 時すでに2時、やっと車は出発進行。
ガンジスに到着するも アレ? サーカスがひらかれている気配は一切ない。
サタデーマーケットでにぎわう人達に尋ねても 多くの人は???な表情。
そんな中に それは先週だったよ とか 今日の4時からだよ とか 昨日じゃない? とか 別の場所だよ なんて声。
それにしても このサーカスについて島の誰もが無関心ということは ソルトスプリング空中サーカス きっとなにかしらの勘違いと私の勝手な妄想だったのかな???
(でも確かに 今日の2時から ウオーターフロントでオープンエアーでと聞いたのだけど。。。)
30分ほど ウォータフロントを歩いてみたけれど なんにもない。
気をとりなおして サタデーマーケットをおさんぽ。
チーズを試食して オレンジチョコレートを買う。
サタデーマーケットのむこうの空 青い空を舞台に 華麗なる空中ブランコ
空想の空中サーカス これもまたこの島らしいな。。。
もしかしたら この架空の空中サーカス なにかのファインアートなのかな。。。
その後 空中サーカスの情報源 パトリック(ヨガの先生)に確認したところ
「昨日(土曜日)の午後2時にガンジスでやっていたよ。だれでもわかるところで。見つけられなかったの? 残念!次回開催するときは また教えてあげるよ。」との返事。
もしかしたら パトリックにしか見えない空中サーカスなのかな???
「島でのメイン交通機関はヒッチハイク、この島はとても安全なので大丈夫!」
そうアナウンスされたものの、、、
ソルトスプリング島に到着間際のフェリーで どんなタイミングでどんな風に、どんな人にヒッチハイクをお願いしたらいいのかわからないまま とりあえず3人のドライバーに声をかけてみるが3人ともおとこわりされる。
そうこうしているうちに島に到着。
ちょっとめげながら船を降りるも 港の風はあまりにきもちがいい。
ひとまず ソルトスプリングコーヒーで一服することに。
その後 運よく港とダウンタウンを1日5往復するバスに乗りこむことができ
終点でバスの運転手トニーが島に3台しか存在しないというタクシーを呼んでくれ なんなく目的地に到着することができた。
あれから2週間。。。
今ではヒッチハイクにも すっかり慣れてきた。
なるほど この小さな島には信号機というものはなく 道はとてもシンプルで 車はゆったりと走っていて ヒッチハイクにはもってこいの地形のよう。
バスもバス停はあるものの 合図をすればどこでも乗せてくれるしどこでも降ろしてくれる。
ダウンタウンの路上では 親指をたてて車を待っている人の姿をよくみかける。
若いカップル 買物帰りのレジ袋をもったおばさん 旅人らしき人等々
彼らのように 気長に自然に行き交う車に合図を出していると そのうち車が止まってくれる。
すぐに車が止まってくれることもあるし ときにはなかなか止まってくれないこともあるけれど。
気長に自然に風まかせに。
本当に大丈夫なのかな。。。。という想いも
どうやらこの大自然の小さな島では無縁のよう。
今、カナダはアイスホッケーの話題でもちきり。
バンクーバー・カナックスという北米プロアイスホッケーチーム あまり強くないのだけど カナダではとても人気の高いチーム(ちょうど 大阪の阪神タイガースのような感じらしい)が 今年はぐんぐん勝ち進み それにつれてカナダ中が大盛り上がり。
いよいよ今日はスタンレーカップ ファイナル、決勝の日。
対 ボストン ブルーインズ
バンクーバー市内では 道路を封鎖して市民みんなで大型スクリーンで大観戦。
ソルトスプリングヨガセンターも みんなそれぞれダウンタウンのパブに集合して観戦。
瞑想の妨げとなる 肉、魚、卵、タマネギ ニンニク コーヒー諸々 もちろんお酒も口にしないヨギー達も 今日ばかりは 多くの人がビールで観戦。
そんなこんなの試合結果は… 4−0でボストン ブルーインズの優勝。バンクーバーカナックスは負けてしまった。 しかも惨敗。一方的な試合展開で試合の途中で帰ってしまう人もちらほら。
いつもはピースフルでメロウなソルトスプリング島、今夜ばかりは どよんとした空気が漂っていたので、そそくさと帰ってきたら……
どこから迷い込んだか愛くるしい大きな犬が。
いつもの メロウなソルトスプリング島。
午後9時 夏の夜。
アーティストが多く移り住むソルトスプリング島
その中心街 ガンジスで 夏のあいだ毎週土曜日に開かれる サタデーマーケット。
この島に住む人が 島で育てた材料だけで創った フードや生活用品、アクセサリー、アートなどいろいろなお店を出店します。
なかには子供が店主のかわいいお店やパフォーマンスも。
人口1万人ほどのこの小さな島はオーガニックアイランドともいわれ ソルトスプリング産のものはカナダやアメリカでとても人気があり 毎年20万人以上の人がこのサタデーマーケットへ買い物にやってくるそうです。
どのお店もとてもセンスが良く オーガニックのそのむこう めざすべきヒントがいっぱいです。
パン屋さん
チーズ屋さん
野菜やさん 小さな女の子がお手伝い
石屋さん
陶器やさん
野菜の苗を買った人
しいたけさやん
ソルトスプリングロールでランチ
石鹸屋さん
幼稚園の女の子のお店 小枝クラフトやさん
おしゃまな小学生の女の子3人組のお店
貝で作った石鹸置きや卵の盆栽 なんとも素敵です。
ポットにお湯を沸騰させ、新鮮なカモミール 3カップを入れ 45分煮詰め冷蔵庫で保存する。
太陽がふりそそぐ暖かい日 カモミールエキスに浸した髪をそのまま洗い流さずに自然乾燥。
そのまま一日 太陽の下で過ごすと。。。。
カモミールと太陽が髪の色を明るくしてくれます。
Macro-Switar50mmf1.8
Cooke Speed Panchro 50mm
夏の間 カルマヨガの宿泊はキャンピング。
ここソルトスプリングではよくある光景のよう。
テント トレーラーハウス キャンピングカー ログハウスなどスタイルはいろいろ。
多くの人がテントスタイルで 各自 マットレスに布団 枕などをもちこんで快適な寝床を楽しんでいる。
オーガニックの食材に興味をもって参加したバンクーバー在住の日本人 めぐみちゃんのテント
森の奥に住んでいるため 鹿の足音とナメクジに悩まされている。
かわいらしいテント
雨に強そうなテント
キャビン暮らし
トレーラーハウス
キャンピングカー
Kern Macro Switar
Cooke Speed Panchro 50mm
カナダに来てメディテーションという言葉をよく耳にする。
自分の呼吸を確認したり自分の想いについて集中したりするという意味あいが強いように思う。
ソルトスプリングではヨガのクラスもバリエーション豊富で 日本では経験したことのないようなユニークな授業が多い。
ヨガの解釈もメディテーションの捉え方も人それぞれなんだなあと感じる。
朝4時には まっくらやみから青やみに
それから 鳥が鳴きはじめる。
森の中での おちついた朝
ソルトスプリング島の夏の朝は想像していたよりも寒くて
日本からもってきた 厚手のフリースとモンゴルラクダの毛布が大活躍。
森から200メートルくらいはなれたところにある 暖い母家で熱いシャワーを浴びて
これから ヨガがはじまる。
キャンピング最初の夜があけた。
ヨガセンターからのレターには 持ってくるものの最初にヘッドランプと記されていただけあって 日没後はこれぞとばかりのまっくらやみ。
満天の星空も 森の奥では木々におおわれのぞめない。
とはいいいつつも
緯度の関係で午後10時ちかくまで明るいソルトスプリング夏のキャンプ生活、
おもったより快適かも。
テント内の快適グッズを集めたい。
Salt Spring Centre of Yoga に到着。
karma-yogi 生活はじまる。
オレンジシ色のカーテン
壁の一部にはサーモン色が塗られている
北向きの窓からさしこむ光と この部屋の色との絶妙なバランス
HECTOR