2011.07.28.

森の奥のほうに 草を刈ったばかりの広い空間を発見。

今夜ここで眠ってみよう。

2011.07.27.

Take your time

Take your time  あなたの時間で〜 

ヨガセンターで よく耳にするフレーズ。

ヨガの時間 キッチンで料理するとき  畑を耕したり 雑草を抜いたり ごはんを食べたり お茶を飲んだり 何をするときにも いつでも この言葉が添えられる。

ひとつひとつの行動に 自分なりの時間をかける。

こころをこめる というより自分のリズムを大切にするといった感じ。

ここでは 速いとか遅いとかいった感覚は 全く重要でない。

2011.07.24.

2011.07.23.

道草

草道の上にはサクランボ。
サクランボで道草。

2011.07.20.

開墾

お花畑&ブルーベリー畑を作る為 雑草で生い茂る土地を耕す毎日。

太陽の下 ボブ マーリーの音楽をかけながら。

ひとくわ ひとくわ 
せっせと せっせと。
 
時々 のんびりと。

広大な土地の中では 本当に小さなひとくわで。 されど 大きなひとくわで。

ここから全てが始まる。

ここから全てが始まった。

 

2011.07.20.

90年前のヴォーグ表紙

島の古本屋さんでみつけた 1920年と1923年のヴォーグの表紙。

2011.07.17.

バイオトイレ

森での生活が快適なのには トイレが気持ちいいということも大きい。

おがくず により排泄物を分解し土に戻すしくみのバイオトイレで、臭いがほとんどしない。
掃除や備品の補充もよく行き届いていて いつも清潔に保たれている。

森にとけ込む 遊び心いっぱいの外観が なんともソルトスプリングっぽい。

2011.07.14.

森でのテント暮らし

森のテントで眠る夜も40夜を重ねた。

最初の日は まっくらやみな森の夜と風の音、木々のざわめき 野生のシカがテントの周りを歩いている足音などなど、おっかなびっくり明かした夜だったのだけれど いつのまにか 暗闇にも森の奏でる音もすっかりなじんで 深く眠る 毎日を過ごしている。

記憶の限りでは 悪い夢も 全く観ていない。

森のテントは日中でも薄暗く 夜眠る時(たまに昼寝の時)しか過ごさないのだけど 気分を休めるのに最高の場所となっている。

日中 時間をみつけては 究極の寝床作りへと改良に励んでいる。

2枚のマットレスに冬用のシュラフ、掛け布団、ウールの厚手の毛布、モンゴルラクダの毛布、 フリースのブランケット、 枕いっぱいを お昼の太陽で暖めたら
テント内いっぱいに ふかふかにしきつめる。

洗い立てのシーツをかぶせ 乾燥オーガニックラベンダーいっぱいを枕にしのばせるとテント内はいいにおいでいっぱいになる。

乾燥ラベンダーは 先日やぎのミルクを売っているファームを訪ねた時 できたてほやほやをいただいたもの。

今週末はガンジスのマーケットにアンティークの布を買いに行き 乾燥ラベンダーでアイピローを作る予定。

現在 北の島の日没は 午後10時すぎ。
まっくらになるちょっと前に ハーブティーをポットに入れて森へと帰る。

いつも この時間がまちどおしい。

 

2011.07.13.

大工仕事

ソルトスプリング島で暮らす人の多くは 自分の生活環境に必要なものの多くを何でも自分達で創る。

ヨガセンター内の土木建築も カルマヨギー達による 手仕事。

畑に建てられた 手作り サウナ。
薪で石を熱し そこに水をかけるしくみ。

日中の太陽で暖まった 黒いホースに水をとおして 温水シャワーのお湯を作る。

2011.07.09.

北の夏

ここ2、3日で ソルトスプリング島にも夏の太陽が降り注ぐようになった。

巣立ったばかりのつばめ達が群れをなし そこかしこで遊んでいる。

2011.07.06.

ヨガニドラ

カルマヨガが始まって 今日でちょうど一ヶ月。

数多く受けてきた ヨガクラスの中で最も特別で影響を受けているクラスが ナオミのヨガニドラ。

フランス系カナダ人のナオミは この島によく似合ったいでたちで 一目でナチュラリストだとわかる。
独特な存在感と雰囲気をかもしだしていて、自転車で颯爽と現れ、ウエーブのかかったドレッドのような髪をくるくるっと頭の上にまとめて にんまりとあぐらをかく。 
その姿は ソルトスプリング島のなんともチャーミングな ホトケサマ みたい。

クラスはいつの間にか ナオミの時間へ。

ナオミの独特なゆったりとしたリズムのもと 血の巡りを体の細部へと促す丁寧な動きが繰り返されると 次第に呼吸がゆったりと深く整えられ 体がリラックスした状態に誘われる。

その後 おのおの ブランケットやクッションを携え あおむけに寝た形になると

ナオミがギターをつまびきながら 詩のような言葉を 優しくうっとりする声でささやき始める。

これが 小鳥のさえずりのように心地よく すぐにみんなの深い呼吸が聞こえてくる。

ゆめうつつの時間はしばらく流れ うたたねのような ずっと眠ってしまっていたかのような時間は 小さく重たい鐘の音でもとに戻される。

最初は 状況がよくわかっていなくて(日本で経験していた ヨガとは なにもかもが全く違うスタイルだったので。)あまりのユルユルな空気にびっくりしたのと、ある種の催眠術にかかっているみたいな気がして ちょっとこわい感じもしたのだけど 
このクラスが終わった後の 頭がスッキリとし 視界がクリアにさえわたる爽快さはなんともいえず気持ちがいい。

その後 ヨガニドラに関する文献を探してみるも 未だこれといった本に出会っていない。

ヨガニドラ とは ヨガ的眠り という意味で
血の巡りを整えて 体をリラックスさせて 肉体は眠っていながら聴覚と視覚のみ目覚めている脳波の状態に誘い 潜在意識にキレイな気を送り込むヨガと説明されている。

先日 別の先生のクラスでヨガニドラを体験する機会があり それはそれでよかったのだけれど 
ナオミのヨガニドラが 特別に格別なのだと確信した。

彼女の美しい言葉と声 とろけるようなギターの音色 彼女自身のリズム が ソルトスプリングの柔らかい空気に合わさる時空間。

ナオミのヨガニドラを経験できることの 意味は大きい。

鳥巣佑有子

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