2013.09.19.

さて、これから 東京に向かいます。

今度は 日付変更線を飛び越えて。

今回の ソルトスプリング島 たくさんの人とたくさんの話しができました。

窓ガラスに映る景色を眺めながら

型なんて なくて大丈夫。
先入観をとっぱらうと 面白い事が もっと観えてくるんだと 今 しみじみZZZ

薪に火をつけ 火をくべる コツをつかんだので 
次回は 冬ごもりをここで過ごしてみたいなと 今 しみじみZZZ

2013.09.17.

秋の大収穫祭 日曜日の夕方 
天気予報どおり 雨が降り出した。

これから 嵐になるという。

車のうしろに さっき道に迷って 出会ったワイナリーで買った ワインが 赤白ある。
冷蔵庫には ソルトスプリングチーズが 待っている。

もしかしたら 明日は ログハウスに籠らざるえらいかもしれないっ(嬉)

あ、今夜は デッキのプロパングリルで ステーキを焼いて お醤油をかけて食べよう! って思って 
帰り道 ビーフを買いに スーパーへ。
がっつりとした お肉を選びながら ふと。

オーガニック先進国のこの島には 菜食主義の人が多い。

こんなにがっつりとした肉を がっつり食べるということに
ちょっとだけ マイノリティーを感じたりする。
 
実際 2年前の夏 3ヶ月間 暮らした ソルトスプリングヨガセンターでは ビーガンといって 肉も魚も 卵もタマネギもニンニクもコーヒーも食さない食生活だった。

で、ビーガンを経験してみて 
毎日 とても美味しく 体の調子もすこぶる良かった

ひとつひとつの食材に気を配り ひとつひとつの食材を愛しみ そして ひとつひとつの食材の最大の美味しさと栄養価 それから魅力をひきだすレシピはとても華やかでレパートリー豊かで 圧巻だった。

穏やかで 落ち着いていて パラレルな気持ち
そんな心に 食と気持ちは 繋がっているのだということを実感した。

で、私は 肉を食べようとおもった。

肉を食べて暮らしていこうと思った。

ソルトスプリング島では 生活の近いところに動物がたくさんいる。
かわいいと思う。

家畜を観ても 動物に見えて 肉とは思えない。
おいしそうとは思わない。

でも 自分の手で肉にすることを 大切に できるようになりたい。

私は 菜食主義を唱えるよりも
人類が 猿からの永い歴史の中で 動物の肉を食べてきた事の意味をしっかりと考えていきたい。

肉を食べて生き続けてきて 今に至る 人類の生命の営みを大切に考えていきたい。

クラスでだれよりもアレルギーが多かった 幼少期
少しでも 環境が変わると すぐに喘息になって 息をするのが難しくなった。
 
なんでも食べることができる どこでも暮らしていける 丈夫な体質に 憧れを抱いた。

アレルギー そして喘息体質も 肉を食べて運動して体力をつけて 
丈夫になれたから 今は勝っているのだと思う。

丈夫な精神 おだやかさ そして 力強さ 全て 大切に想って

さて ステーキ!

2013.09.16.

霧の中の風景

船の警笛の響きで ぼんやり目が覚めた。

天井からみえる空は 真っ白?

外をみると 霧の中の風景。
海も空も真っ白。

白に浮かぶ杉の木はシルエット
ひとつの夜をさかいに もう冬の景色。

船の警笛が 遠くで 鳴っている。

薪ストーブに火をつけてみた。

とてもいい感じ。

食材もたんまりある。

このまま 籠って ゆっくり読書するとか なにもしないとか。

でも でかけよう。

こんな時 カメラのない旅 が うらやましかったりする。

2013.09.14.

あたらしい!ところ

ソルトスプリング島の魅力
詩的なところ

そして
あたらしい! ところ。

いろいろな意味で 
自分にとって
 
あたらしい! ものの価値観 
あたらしい! ライフスタイル 

そして ポエティックでドリーミー 
そして メロウ
 

200年前に この地に移り住んだ移民が この地を開拓したところからはじまり
 
ベトナム戦争のとき アメリカの方針に反対した人達 
そしてブッシュ政権時 やはりアメリカの方針に反対する人達が
自分たちの意思を持って ここ ソルトスプリング島へ 多く 移り住んだ。

カナダ政府は そんな移民を 寛大に受け入れ

そして 自然との暮らしを大切に想う人達が集まり
食について 生活スタイルについて 関心の高い人達が集まり

ソルトスプリング島ならではのオーガニックでピュアでオリジナルな文化に 発展していった。

ほとんどの住民が 自分の理想と夢を掲げて 意思をもって ここに住み 
そして この地をとても大切にしている。

理想と意思によって開墾された この島独自のライフスタイルに興味がある。

今回の滞在では ソルトスプリング島を オーガニック先進国 
という視点で この島の価値観 そして 暮らし方 と 生き方 について
自然体で取材できればと思い そんな風に写真を撮っています。

いつもは ヒッチハイクかママチャリだったこの島での移動。
(この島では ヒッチハイクもエコの観点から オーソドックスな交通手段)

今回 車を手にしたことによって この島での視界がものすごく 広がった。
そして なんか自由になった気がしている。

なんかなな 自分の中での矛盾 全てひっくるめて

あたらしい!    ところ。

2013.09.14.

大きい けど 柔らかい雰囲気。

たくましい けど 優しい雰囲気

強いけど メロウな雰囲気

広いのに 孤独を感じない雰囲気

まっくらやみに一人でも こわくない雰囲気

きっと この星空に 守られているのだろうと思う。

2013.09.13.

ベディスハウス

ベディスビーチに繋がる ベディスロード
くねくねクランベリーの棘小道を入って 心配になりながらぐんぐん進みきった突き当たり 海を臨む 小さくて古くていい感じの ログハウスが表れる。

ここが 今回 ひとり暮らしている家。

海を見渡す絶景の庭 見晴し台 焚き火場 大きなウッドデッキにプロパングリルも 薪もたくさんあって 小さくて古くて素敵なログハウスには 暖炉もキッチンもバスタブも空が見渡せるロフトも 全部揃っている。

空の色も海の色も風の色も ゆっくりずっと絶え間なく変化するのが どこからでも感じられるそんな 小さな家。
一日中 ずっとここにいても 全くあきることはない。
人の気配はないのだけど どこからか人懐っこい真っ黒な大きい犬が遊びにやってきて おっかなびっくり すごく安心する

古くて 手入れが行き届いていて そして小さくて
すごく 優しくてとても心地がいい 秘密の秘密基地。

2013.09.12.

9月9日

日付変更線を飛行機で溯ったので 
2013年9月9日は1日が41時間もあった。

永いこの日の日没は 沖でヨットを操縦していた。

暗くなる前に これからカニを捕りにいくという 
島の住民 カイさんにについていくと 
ヨットを沖に出し 帆をあげ
憧れのヨットセイリングが始動した。

先月取得したての船舶免許も覚えたてのロープの知識も  
いきなりやってきたこの場では 全くもって 真っ白だった。

絶対のロープの知恵を身につける事!を 今回の滞在中の課題に決め
いわれるがままに 白い帆をあげ 風を読み 舵をとる。

日暮れの変わりゆく空色を 眺める余裕はなく
日本からずっと着ている服も 潮でべたべた
あわてふためいた初ヨットだったけれど 
白い帆が とても綺麗に優雅に感じた。

カニを捕らえて カニを食べて 夜が深けた。

満天の星空を 眺めたまばたきまぶたは おりたままあがってこない。
今日はこのまま 眠ってしまうことに。

そんな 永くてあっという間の 2013年9月9日 

2013.09.10.

ふたたび みたび よたび

飛行機 バス フェリー&フェリー ミニバス 
陸海空 日付変更線を溯って 秋気流にのって ソルトスプリング島のセンター ガンジスに ただいま到着。 

気持ちのいい あのメロウな風が吹いている。
ここでしかない ここならではのここちよさに すぐにとけ込む。 

最初にガンジスのソルトスプリングコーヒーにて。

2013.09.09.

4年目のソルトスプリング島へ

今 カナダ ソルトスプリング島へ飛び立つところ。

4年目 4度目のソルトスプリング島

ちょうど カナダでは 新学期が始まって サーモンは一気に海を遡上し川に還るころ   

そんな普段着な とても特別な季節へ

鳥巣佑有子

メモリアル